プラセンタが必要な人とは
プラセンタは更年期障害に効果があります
「プラセンタ」という言葉からは、一般的に「美容」や「アンチエイジング」が連想されることが多いと思いますが、更年期障害の治療として「プラセンタ療法」を用いることで効果を発揮します。
皮下注射などの方法で体内にプラセンタを取り込みます。 プラセンタには体内の復調作用があり、体の各所各部を本来あるべき状態に戻そうとする力を発揮します。
プラセンタのすごいところは、20を超える多くの薬理作用が過剰に作用しないことで、本来女性に備わる生理的機能を再生し正常化するので、副作用の心配がほとんどないというところにあります。
問診、検査等の結果、更年期障害と認められると保険適応となります。詳しくはお気軽にお問合せください。
そもそも「更年期」とは
「更年期」とは、閉経前の5年から閉経後の5年に渡り、女性の体と心が移り変わる時期のことを指します。
女性の多くは40歳を過ぎた頃から卵巣の機能が衰えてきます。
50歳前後になると、月経を周期的に起こすための調和のとれた女性ホルモンの産生分泌が行われなくなるため、 閉経となります。女性ホルモンは閉経後数年で絶対的に不足した状態になります。
卵巣からホルモンが出なくなると、全体のホルモンバランスが崩れることにより、いわゆる「更年期障害」と呼ばれる症状が現れるようになります。
代表的なのは「ほてり」や「のぼせ」、「発汗」「不眠」などですが、この他にも様々な症状が全身に現れます。
更年期障害の症状
運動器系
肩こり・腰痛・関節痛
・背筋痛・筋肉痛
自律神経系
のぼせ・ほてり・
発汗・手足の冷え
消化器系
食欲不振・吐き気・便秘・
下痢・腹痛・腹部膨満感
知覚系
しびれ・知覚過敏・
鈍麻・かゆみ
泌尿器科系
頻尿・残尿感・性器下垂感・
性交障害・外陰部のかゆみ
皮膚系
皮膚や粘膜の乾燥・かゆみ
精神・神経系
頭痛・めまい・耳鳴り・
物忘れ・集中力の低下・
不眠・不安感・疲労感・憂鬱感
分泌系
ドライマウス・のどのつかえ
その他
動悸・息切れ・ドライアイ
摂り過ぎには気をつけましょう
様々な効果が期待できるプラセンタですが、使いすぎ・摂り過ぎが害になる場合もあります。
女性の場合ですと、規定以上のプラセンタサプリを長期に渡って摂取し続けると、生理が重くなったり太りやすく なったりといったケースもあります。
また、ホルモンが充実していて代謝が盛んな若い世代の場合ですと、プラセンタを使っても効果を実感できなかったり、皮脂が過剰に分泌されてニキビや肌荒れが起きてしまうことがあります。
プラセンタに多く含まれているアミノ酸はタンパク質成分でもあるため、アレルギーの原因になってしまう場合もあります。
美容効果の高いプラセンタですが、10代や20代の使いすぎは禁物です。